しばうら鉄道工学ギャラリーについて

設立にあたって

テクノロジーギャラリーの構想

2017年4月、新豊洲に開校した附属中学高等学校の新校舎建設に当たっては、当初から生徒への興味関心を喚起するために、例えば機械模型などを展示することが構想されていた。他方、建設地の街区計画から街の賑わいを演出する機能を求められ、さらには地域住民への知的・文化的還元の機能も期待されていた。そこで、「テクノロジーギャラリー」という技術展示コーナーを校舎入口付近に設け、生徒だけでなく、一般の方々にも見ていただけるよう運営していくことが構想された。

鉄道資料の寄贈受け入れと収集・整理

大学では、2013年10月頃、学外の方より貴重な鉄道資料を本学図書館へ寄贈できるかどうかの打診があり、その量が膨大なこと、またその専門性が高いことから、図書館内に「(仮称)鉄道技術資料所蔵センター委員会」を設け、2015年7月からは「図書館鉄道技術資料調査委員会」として、このような寄贈資料受け入れとその活用について検討を進めてきた。以降、寄贈受け入れと収集・整理を先行して行い、豊洲図書館に配架した。

「しばうら鉄道工学ギャラリー」へ

附属新校舎のテクノロジーギャラリー構想・計画と大学図書館への寄贈受け入れのタイミングがうまく重なり、附属中高と大学が連携して鉄道資料展示スペースにしていくことで計画が具現化した。幸い、附属中高の前身は旧鉄道省が設置した東京鉄道中学であり、鉄道とは非常に縁が深い。また、附属中高の鉄道研究部も活発に活動しており、こうした施設の運用に積極的に関わることができる。こうして、正式な名称を「しばうら鉄道工学ギャラリー」として施設を整備し、2017年4月の附属中学高等学校開校に合わせオープンすることになった。

設置・運営
学校法人芝浦工業大学
所在地
〒135-8139 東京都江東区豊洲6-2-7
責任者
芝浦工業大学附属中学高等学校校長 大坪隆明
電話番号
03-3520-8516
FAX
03-3520-8504
E-mail
shibaura-rtg@shibaura-it.ac.jp

芝浦工業大学附属中学高等学校の歩み

附属中学高等学校の変遷

芝浦工業大学附属中学高等学校の創立は、1922(大正11)年に設立された東京鉄道中学(当時の表記は「鐵道」)にさかのぼる。当校は1942(昭和17)年以降、学校法人鉄道育英会のもと、東京育英中学、東京育英中学校、東京育英高等学校と名称を変えた。芝浦工業大学の併設校としての歴史は、1953(昭和28)年に学校法人芝浦学園の吸収合併により、「芝浦工業大学高等学校」に改名したときから始まる。1982(昭和57)年に板橋への校舎移転と中高一貫教育の方針により中学校を開設して、「芝浦工業大学中学高等学校」となった。2017(平成29)年4月には新豊洲に移転して「芝浦工業大学附属中学高等学校」と改名した。

東京鉄道中学のはじまり

わが国に最初の鉄道が開通したのは1873(明治5)年である。その50周年記念行事として、鉄道省経理課長・十河信二(後の国鉄総裁)の発案により全国に鉄道中学の設置が計画されたが、実現したのは本校だけであった。池袋にある東京鉄道管理局教習所の付帯設備として設置された。なお、もう1つの記念行事は東京駅の神田駅寄りに設置された鉄道博物館(後の交通博物館、現在の鉄道博物館の前身)であった。

池袋校舎から板橋校舎へ

創立時の東京鉄道中学の校舎は麹町区永楽町(現在の千代田区丸の内)にあったが、関東大震災による校舎消失などを経て、1924(大正13)年に東京府北豊島郡西巣鴨宇池袋(現在の池袋駅南口)に移転した。以降、58年間に渡り池袋の地で過ごすことになった同校は、“池校”の愛称で親しまれた。池袋校舎は池袋駅から徒歩2分という通学には至便の立地条件であったが、校地は旧国鉄からの借地という大きな制約があった。校地払い下げの希望はかなわず、また池袋西口の再開発に伴う豊島区からの移転要請、さらに校舎の老朽化なども加わり、1982(昭和57)年4月に板橋への移転に至った。

東京鉄道中学の略年表
1921年 10月 日本国有鉄道50周年祝典挙行
記念事業として「鉄道博物館」、「鉄道中学校」の設立を採択
財団法人鉄道育英会の設立が認可
発案は鉄道省経理課長・十河信二(後の国鉄総裁)
鉄道大臣・元田肇、財団設立に3万円出損
1922年 2月 東京鉄道中学設立認可(東京府知事)
3月 第1学年入学試験実施(志願者118名)
4月 東京鉄道中学開校(麹町区永楽町1-3、鉄道教習所内)
東京鉄道中学第1回入学式(入学者76名)
5月 学校長事務取扱兼嘱・中山民生(初代)就任
1923年 4月 学校長事務取扱・大江武男(2代)就任
9月 関東大震災により校舎焼失
東京府荏原郡南品川の東京鉄道教習所内に校舎を移転
1924年 4月 学校長・影近清毅(3代)就任
6月 東京府北豊島郡西巣鴨字池袋の東京教習所内に校舎を移転
1925年 4月 学校長・和田弘(4代)就任
1931年 4月 学校長・広田直三郎(5代)就任
1934年 4月 学校長・和田弘(6代)就任
1942年 3月 東京鉄道中学としての最後の卒業式挙行
(卒業生81名、累計960名)

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